第一章-宅録声優 坂下七香が自宅収録用の簡易防音室としてだんぼっちを選んだ話
目次
この記事はどんな人におすすめか
- 既に「だんぼっち」を購入しようと考えている
- 漠然と簡易防音室が欲しいが、何が良いかよく分かっていない
- 複数防音室の候補があって悩んでいる
- 今後ネットで声優として宅録メインで活動していきたい
- 収録する時に周囲のノイズが入ってしまう
こんな方たちには何かの参考になるかもしれません。
興味が少しでもある方は、よろしければ読み進めてみてください。
私の簡単な紹介と希望内容
私(坂下七香)……宅録声優 文系で大雑把な性格
宅録でお仕事をしたい ボイス収録のみ
家族に何をしているか知られたくないので、周囲への漏れ防止のために防音室を手に入れたいと考えた
また、深夜に収録することがほとんどなので、もちろん屋外への音漏れも防止したい
収録作業は1人で行う
移動できる防音室を購入希望 設置場所は築60年一軒家2階部分
出来るだけ安く仕上げたい
防音室が欲しい…さてどうしよう。色々調べてみた
- 防音室は買える……レンタル有 高額な場合が多い 業者設置の場合有
- 簡易防音室も買える……何種類かある 大体お値段10万~
- 簡易防音室は作れる……ネットで見ると自作している方がいます(尊敬拍手)
- 防音室(簡易含む)は重い……重要 想像しているより重い。床の耐荷重には注意が必要
- 音漏れする……各種防音室の音漏れ動画を探して性能を確認、納得してから買いたい
私は簡易防音室を購入+改造という道を選びました。
繰り返しになりますが
- 「家族に知られたくない」
- 「深夜収録のため屋外へ漏れないようにしたい」
- 「出来るだけノイズが入らないように、高音質で収録したい
これを実現させるには、簡易防音室を手に入れるしかないと考えたわけです。
簡易防音室をどれにするか、さらに調べてみた
防音室をネットで調べると、先人達がいかに苦労し、研究し、試行錯誤したかの記事や動画が沢山でてきます。
この記事や動画は本当に貴重な財産です。
そのおかげで私は多くの情報を得て、納得してから防音室づくりを始める事が出来ました。
私がここで書く事はその先人の知恵をお借りしたものです。
本当にありがとうございます。
その中でも特に参考になった2サイト様をご紹介します。
改造だんぼっち界を調べている人であれば、知らない人はいないかもしれません。
ここの2サイト様を深くリスペクトして私は作業致しました。
夢前黎様
きくお様
https://kikuosound.tumblr.com/post/145908976694/
最終的に【だんぼっち】を選んだ私
結果から書くと…
- だんぼっちを選び、改造を2回することになります
- 吸音は改造の度に良くなりましたが、防音は……漏れます
同じ部屋にいたら一言一句何を言っているか分かります。
2回目の改造で、隣部屋からは何を話しているか分からないレベルまでになりました。
総合的に、だんぼっち(改造済)に満足しています!
収録も出来ていますし、屋外からの雑音は入りづらくもなりました(屋内の足音はひろいます)
当初、だんぼっちは簡易防音室の3つの候補の中で最下位だった
元々簡易防音室の候補は3つありました。以下、値段が高い順から(購入希望順でもあった)
第1位:Very-Q
第2位:ライトルーム
第3位:だんぼっち
VERY-Qにしようと8割決めておりました。
やはりプロ仕様という点、形がスリムで部屋に置いても気にならないフォルム、使用している人の感想もまずまず。
しかしお値段が私にはかなりの大金であるため、ここは実物を見に行く事に決めました。
音漏れも調べたかったので声優友人と行きました。
現場での実物体験は、マイクも使用する事が出来て理想環境で判断する事ができました。
(マイク入力はヘッドフォンへ)
試した結果、VERY-Qは良い商品だと思いましたが、私が求めている方向性とは違う事が分かりました。
気になったのは、組み立てた時にドアが完全に閉まらない(店員さんに確認しました)
配線用の穴が無かったのでどうしても声が漏れる。
そしてVERY-Q内部はこれ以上改造することは難しいという事。
(VERY-Q改造方法を質問しましたが、VERY-Qは今の姿のままがベストのようです)
第一候補の結果に打ち砕かれた私ですが、色々気づかされたので見学して良かったです。
大事だと思ったポイントは。
- 配線経路確保が大切
- 完全にドアが閉まること
- 改造しやすい素材である
また、VERY-Qやライトルームのように表面が布製商品の場合、両面テープの効きが弱い為改造が難しいことが分かりました。
ライトルームは布製なので、残念ながらここで除外になりました。
見学に行った結果、だんぼっち一択になったのでした。
だんぼっちが候補の中で最下位だった理由
私がだんぼっちを第三希望にしていたのは、改造しないと希望スペックの防音室にならないからです!
また、その作業が面倒くさい事と金額もかかる事を前情報で知っていたからです。
私は手先が器用ではないし、おおざっぱ・作業時間も限られている、不安要素が沢山ありました……
がしかし、そんな事より『防音室が欲しい!』『金銭面は宅録で稼ぐぞ!』というメラメラ精神でだんぼっちと向き合う事にしました。